
|
ファントマ主宰として挨拶をば
寒中に風、向こうに斜光、まだ遠い今日。 みんな、相変わらずやってるか? なんとか生きてるなら何より。 本音は変わらずにいたくても、変わっちまう事はある。 2008年、俺達も変わる。 ファントマは劇団体制を革新し、強力なプロデュース劇団になった。 俺は劇団の1スタイルってのは、まぁ10年が寿命だと思ってる。 ファントマを始めて13年。なんともよくやってきたもんだ。 メンバー構成も大きく変わり、 これからのファントマはプロジェクトチームという形態をとる。 わかりやすく言えば俺のこれからの創作活動は 「劇団メンバーにマッチした脚本演出」ではなく、 「俺の脚本演出のためのメンバー構成」になる訳だ。 もちろん俺のわがままだ。 だが、同時にこのでかいわがままに期待して欲しいんだ。 俺達は今、ずっと越えられなかった壁の前につっ立ってる。後ろは崖だ。 なら越えるしかねぇ。 早速だが、俺達の一発目が決まった。 今年の春にやる『イエス斬り捨て』は、 東京『島国日本演劇祭』、大阪『中之島演劇祭2008』に参加するでかい企画だ。 ほんとならこの戦、裸単身素手無刀で斬り込むはずだった俺の回りに人がいる。 ファントマの生き残りの兵隊数人、信用のできる古いダチ連中だ。 なんとも頼もしい俳優陣と凄腕マイマー、異端ミュージシャンが集まってくれた。 最高にいかしたメンツだ。最強の傭兵部隊だ。 おかげで俺は今、「俺流幕末もの」の準備が楽しくて仕方ねぇ。 誰かが冗談でぽっと思いつくような阿呆タイトルをマジでやる。 馬鹿だけは変わりようがねぇ。ははは。 ずっとやりたかった超男臭いハードボイルドに無駄なギャグ1000発つめこむ。 男の修羅場を演じきる。客、泣かせる。笑い殺す。 気がつくとゆるりと立ち止まってる暇なんざゼロだ。 新しい劇団仕事は毎日が真剣勝負。満身創痍。それでいい。 さてと、俺はやるぜ。今までのファントマを越えてやる。必ず生き残る。それだけだ。 みんな、これからもよろしくな。 厳冬過ぎて、春の陽光さす来る吉日に、必ずまた逢おうぜ。 伊藤えん魔
![]() |