■STORY


俺は機械の街で生れた。

『中央』と呼ばれる統治機関のもと、
人類は肉体を機械部品に交換しながら生き永らえていた。
しかし、重度の肉体交換を繰り返すと遺伝子に異常が起きるため、
中央は新しい生命の操作を禁止。
同じく、高性能サイボーグ、軍事アンドロイド等による凶悪犯罪も多発した事から、
一般の肉体交換についても厳重な規制を行なった。
その結果、100%純粋な肉体を持つ人間は存在しなくなった。


そして、100余年が経過。永劫が期待された機械文明も、
すでに存続の限界に達していた。
中央の統治力の衰退を待っていたかのように、
『魔術師』と呼ばれる謎の反機械主義者が登場する。
彼女は地下組織を率い、賛同者を集めた集会において、
違法肉体交換を行なっていた。
潜伏逃走を繰り返す彼らを中央軍部は執拗に追跡する。


ある日、スラム地区に住むスクラップ屋・砂鉄の前に
一人の男が現れる。
『M−BOY』と名乗るその青年には過去の記憶がなく、
自分が何者かさえわからないと言う。
砂鉄は心許ないBOYを快く迎えてやるものの、
機械人間との相違感を感じとり、青年の体を調べ始める。


「完全な人間」の存在により、歩みを止めていた時代が暴走を始める。
元の自分の体を渇望するサイボ−グ。

生身の肉体に憧憬するアンドロイド。
魔術師、軍部、マフィア、そして中央。
少年を巡って半機械と機械は非情な殺伐を開始した。
砂鉄と逃走するBOY。俺はなぜ存在している? 
失った記憶と過去を取り戻してやる!」
青年は運命の糸をたどるように、
この世界の管理者「中央メインシステム」へと向かう。
自分に隠された恐るべき事実と直面するとも知らずに・・・。